なぜ、60分以上かかるフラップ手術が、切開法を変えるだけで、わずか20分で終わるのか?
地域の歯周病治療ニーズを取り込みたい先生へ
国内における成人の約8割が罹患すると言われる歯周病ですが、近年は、若年層にも増えていることがわかりました。2024年4月以降、自治体の歯周疾患検診の対象年齢に20歳と30歳が新たに加えられたニュースは、記憶に新しいところです。歯周病と全身疾患の関係が一般に広く知られて以来、歯周病患者を減らそうとする国の取り組みは活発さをみせています。
それに呼吸を合わせるように、歯周病治療に力を入れるクリニックも、どんどん増え続けています。来院するたくさんの歯周病患者を救うため、また、地域の歯周病治療ニーズを取り込むため。DHにレベルの高い歯周基本治療を学ばせる院長もたくさんいらっしゃいますが…
「重症の歯周病患者」も急速に増加中
厚生労働省が発表した「令和4年歯科疾患実態調査」によると、4mm以上の歯周ポケットがある人の割合は47.9%とほぼ半数です。重度の歯周病患者は高齢になるほど増加する傾向にあり、75歳以上は、22.5%もの人が6mm以上のポケットがあると報告されています。また別の調査をみてみると、歯周外科治療が必要な重度の歯周病患者は、国内に350万人いると推定されるとの報告もあります。
超高齢化社会と言われる今、75歳以上の人口は2000万人ほどいますので、重度の歯周病患者が350万人いることに何の不思議もないでしょう。むしろ、現実には350万人では済まないと考える方が適切かもしれません。このような患者さんは、歯周基本治療で改善がみられないことも多々あります。そして、患者さんが「歯を残したい」と希望された場合、ドクターによる歯周外科治療を検討することになりますが…
歯周外科治療に自信がありますか?
本教材のテーマは、「歯周外科ベーシックトレーニング」です。これまで独学で歯周外科を学んできた先生や、これから本格的に歯周外科に取り組みたい先生のため、歯周外科に必要な基本手技(切開、剥離、デブライドメント、縫合)を習得する秘訣を岩野先生がわかりやすく解説してくれます。
また今回は、歯周外科のもっともポピュラーな術式である、フラップ手術(オープンフラップデブライドメント)の完全マスターも目指します。各基本手技とフラップ手術は、岩野先生の実技デモンストレーションを見ながらじっくりと学べますので、外科の経験がない先生でも大丈夫。基本手技の上達に欠かせないトレーニングも、入手しやすい豚顎を用いた練習方法をご紹介します。
先生も岩野先生に歯周外科を学び、重度の歯周病患者をご自身の手で救えるようになりませんか?
- ベーシックな手技の重要性
- 健康な歯周組織とは?
- プロービングのポイントと注意点
- どこにレストを置くのか?
- 根分岐部に対するプロービング
- 根分岐部病変の分類とは?
- MGJとKGの見極め方
- 知っておきたい、メス刃の種類と使い分け
- 切開の種類と使い分けるポイント
- さまざまな剥離子と形状による違い
- 映像で学ぶ、部分層切開の実践テクニック
- さまざまな持針器と使い分けのポイント
- 縫合糸(スウェッジ加工)の特徴とは?
- 縫合針を持つ位置と刺入位置
- さまざまな結紮法と使い分けのポイント
- フラップ手術の目的とは?
- フラップ手術の適応症(条件)とは?
- ウィドマン改良フラップ手術のポイント
- 骨形態が不正な場合の対処法
- 歯周外科手術の日常臨床への応用
- オペ器具の準備方法とは?
- 豚下顎骨を使用した切開、剥離、縫合の実演
- 歯周外科で多用されるマットレス縫合の実演
- 豚下顎骨を使用したフラップ手術の実演
- 岩野先生によるカウンセリング実演
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※合わせて通信速度等、再生環境のご確認をおすすめします
(1.5Mbps以上推奨)
- 収録内訳
- 3セクション(合計223分収録)
- 特典
- レジュメデータ ・ 特典映像
- Sec1:歯周外科について(95分)
- はじめに/case1.重度の歯周炎(動揺)/case2.露出歯根面被覆術/case3.下顎大臼歯根分岐部病変/1、歯周外科に必要な検査・診断の基礎知識/2、切開・剥離・縫合の基礎知識/3、日常臨床に活かせるベーシックな歯周外科/
- Sec2:切開・剥離・デブライドメント・縫合の実演(120分)
- オペ器具の準備/使用するオペ器具の説明/豚下顎骨を使用した切開手技の実演/豚下顎骨を使用した剥離の実演/豚下顎骨を使用したデブライドメントの実演/豚下顎骨を使用した縫合の実演/豚下顎骨を使用したフラップ手術の実演/
- Sec3:カウンセリング(8分)
- カウンセリング/
講師:岩野 義弘
1999年、新潟大学歯学部卒業後、日本大学歯学部歯周病学講座に入局。歯周病治療の第一人者である伊藤公一先生の下で13年間歯周病学を学ぶ。2012年、東京都世田谷区に「岩野歯科クリニック」開院。2024年に同医院を移転し、より多くの患者を受け入れられる体制を整える。歯周病、インプラントに関する著書も多く、現在は学術講演やセミナーも精力的にこなしている。
なぜ、60分以上かかるフラップ手術が、切開法を変えるだけで、わずか20分で終わるのか?
地域の歯周病治療ニーズを取り込みたい先生へ
国内における成人の約8割が罹患すると言われる歯周病ですが、近年は、若年層にも増えていることがわかりました。2024年4月以降、自治体の歯周疾患検診の対象年齢に20歳と30歳が新たに加えられたニュースは、記憶に新しいところです。歯周病と全身疾患の関係が一般に広く知られて以来、歯周病患者を減らそうとする国の取り組みは活発さをみせています。
それに呼吸を合わせるように、歯周病治療に力を入れるクリニックも、どんどん増え続けています。来院するたくさんの歯周病患者を救うため、また、地域の歯周病治療ニーズを取り込むため。DHにレベルの高い歯周基本治療を学ばせる院長もたくさんいらっしゃいますが…
「重症の歯周病患者」も急速に増加中
厚生労働省が発表した「令和4年歯科疾患実態調査」によると、4mm以上の歯周ポケットがある人の割合は47.9%とほぼ半数です。重度の歯周病患者は高齢になるほど増加する傾向にあり、75歳以上は、22.5%もの人が6mm以上のポケットがあると報告されています。また別の調査をみてみると、歯周外科治療が必要な重度の歯周病患者は、国内に350万人いると推定されるとの報告もあります。
超高齢化社会と言われる今、75歳以上の人口は2000万人ほどいますので、重度の歯周病患者が350万人いることに何の不思議もないでしょう。むしろ、現実には350万人では済まないと考える方が適切かもしれません。このような患者さんは、歯周基本治療で改善がみられないことも多々あります。そして、患者さんが「歯を残したい」と希望された場合、ドクターによる歯周外科治療を検討することになりますが…
歯周外科治療に自信がありますか?
本教材のテーマは、「歯周外科ベーシックトレーニング」です。これまで独学で歯周外科を学んできた先生や、これから本格的に歯周外科に取り組みたい先生のため、歯周外科に必要な基本手技(切開、剥離、デブライドメント、縫合)を習得する秘訣を岩野先生がわかりやすく解説してくれます。
また今回は、歯周外科のもっともポピュラーな術式である、フラップ手術(オープンフラップデブライドメント)の完全マスターも目指します。各基本手技とフラップ手術は、岩野先生の実技デモンストレーションを見ながらじっくりと学べますので、外科の経験がない先生でも大丈夫。基本手技の上達に欠かせないトレーニングも、入手しやすい豚顎を用いた練習方法をご紹介します。
先生も岩野先生に歯周外科を学び、重度の歯周病患者をご自身の手で救えるようになりませんか?
- ベーシックな手技の重要性
- 健康な歯周組織とは?
- プロービングのポイントと注意点
- どこにレストを置くのか?
- 根分岐部に対するプロービング
- 根分岐部病変の分類とは?
- MGJとKGの見極め方
- 知っておきたい、メス刃の種類と使い分け
- 切開の種類と使い分けるポイント
- さまざまな剥離子と形状による違い
- 映像で学ぶ、部分層切開の実践テクニック
- さまざまな持針器と使い分けのポイント
- 縫合糸(スウェッジ加工)の特徴とは?
- 縫合針を持つ位置と刺入位置
- さまざまな結紮法と使い分けのポイント
- フラップ手術の目的とは?
- フラップ手術の適応症(条件)とは?
- ウィドマン改良フラップ手術のポイント
- 骨形態が不正な場合の対処法
- 歯周外科手術の日常臨床への応用
- オペ器具の準備方法とは?
- 豚下顎骨を使用した切開、剥離、縫合の実演
- 歯周外科で多用されるマットレス縫合の実演
- 豚下顎骨を使用したフラップ手術の実演
- 岩野先生によるカウンセリング実演
講師:岩野 義弘
1999年、新潟大学歯学部卒業後、日本大学歯学部歯周病学講座に入局。歯周病治療の第一人者である伊藤公一先生の下で13年間歯周病学を学ぶ。2012年、東京都世田谷区に「岩野歯科クリニック」開院。2024年に同医院を移転し、より多くの患者を受け入れられる体制を整える。歯周病、インプラントに関する著書も多く、現在は学術講演やセミナーも精力的にこなしている。
- 収録内訳
- 3セクション(合計223分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:歯周外科について(95分)
- はじめに/case1.重度の歯周炎(動揺)/case2.露出歯根面被覆術/case3.下顎大臼歯根分岐部病変/1、歯周外科に必要な検査・診断の基礎知識/2、切開・剥離・縫合の基礎知識/3、日常臨床に活かせるベーシックな歯周外科/
- Sec2:切開・剥離・デブライドメント・縫合の実演(120分)
- オペ器具の準備/使用するオペ器具の説明/豚下顎骨を使用した切開手技の実演/豚下顎骨を使用した剥離の実演/豚下顎骨を使用したデブライドメントの実演/豚下顎骨を使用した縫合の実演/豚下顎骨を使用したフラップ手術の実演/
- Sec3:カウンセリング(8分)
- カウンセリング/