なぜ、診査と記録を欠かさないDHでも、歯周病悪化のサインを見逃してしまうのでしょうか?
もっとも多い歯科訴訟とは、何か?
本教材の講師を務める二階堂先生が、タフツ大学に留学していた頃。指導教官のジェームズ・ハンリー先生から、こう問われたそうです。「アメリカの歯科訴訟で、もっとも多いケースは何だと思う?」。その答えは意外にも、「定期メインテナンスに通っていたのに、最終的に抜歯になること」でした。患者さんから見れば、きちんと通院し、言われた通りにメインテナンスを受け、先生を信じて任せていた。
それにもかかわらず、「この歯はもう残せません」と告げられる。予防歯科が重視される今、これは日本の医院にとっても決して他人事ではありません。では、なぜ「メインテナンスに通っているのに、ある日突然抜歯になる」という問題が起こってしまうのでしょうか。
見逃しを生む本当の原因とは?
「突然の抜歯」の背景にあるのは、病状の難しさだけではありません。特に見落とされがちなのが、院長先生の頭の中にある診査・再評価・予後判定の基準が、DHと十分に共有されていないことです。BOPをどう見るか、残存ポケットを非外科で追うのか外科へ進めるのか、X線所見や根分岐部病変から将来をどう読むのか。その基準が揃っていなければ、DHは「測る・記録する」で止まってしまいがちです。
すると、同じ患者さんを診ていても、院長先生とDHで見えている景色は大きく変わってきます。つまり、本当の問題は、歯周病治療の知識があるかないかではありません。メインテナンスを担当するDHが、院長先生と同じ所見を同じ重みで読み、必要な説明を先回りし、危険な歯を見逃さない体制をつくれるかどうかにあるのです。
歯周病患者の9割は管理できる
歯周病学の世界的権威であるソクランスキー博士は、2008年のインタビューで、こう述べています(1) 。「歯周病患者の9割は、注意深いプラークコントロールとスケーリングで管理できる」と。これは、歯周病は簡単に治せるという意味ではありません。むしろ逆であり、患者さんの予後は日々の管理の質で大きく変わるという、重い事実を示す言葉です。そして、その質を左右するのがDHです。だからこそ、歯周病治療は、院長先生お一人が分かっているだけでは足りません。
DHが院長先生と同じ基準で歯周病悪化のサインを読み、説明し、判断を仰げることで初めて、メインテナンスは「歯を守る管理」になります。本教材では、院長先生の頭の中にある「臨床の物差し」をDHが理解し、実際の現場で使える形にまで落とし込んでいく方法を、二階堂先生から体系的に学んでいただけます。
先生も、「判断まで任せられるDH」を育て、医院のメインテナンスの品質を向上させませんか?
- なぜ、歯周病は重症化するのか?
- 重度歯周炎のリスクが高い人の割合
- ペリオドンタル・ハイパー・レスポンダーとは、何か?
- 新しい歯周病の分類
- 実際のハイパー・レスポンダー症例の解説
- ハイパー・レスポンダーの「4つの治療戦略」
- 歯周組織の診査における基本的な流れ
- なぜ、プロービング時の出血が重要な指標になるのか?
- X線診査のポイントと注意点
- どうやって、予後を判定するのか?
- 歯周基本治療の「5つの目的」とは?
- 欧米でSRPの認識が変わり始めた理由
- 繰り返しのSRPは、本当に効果的なのか?
- 基本治療後の再評価は、いつ行うのが最適か?
- いつ歯周外科へ移行するのか?
- 歯周外科の「3つの目的」とは?
- 歯周外科の適応とは?
- リグロスは、本当に有効なのか?
- インプラント周囲炎の何が難しいのか?
- インプラントの土台が露出してしまった症例
- インプラントへのプロービングは有効なのか?
- インプラント周囲炎の病因とは?
- 歯周治療とインプラント周囲炎治療の違い
- 映像で学ぶ、インプラント周囲炎治療の一例
- ペリオの治療で、もっとも大切なものとは?
参考文献・エビデンス
(1)Socransky S, 武居純:プラークコントロールがすべての始まり 歯界展望 114(1)、36‐47、2009.
二階堂先生の映像教材を推薦します

「臨床の迷いをなくす、ペリオのすべてが詰まったバイブル」
推薦者:医療法人社団ZION 理事長
ハチマンデンタルクリニック 院長
木村 文彦 先生
歯周治療の成功において、歯科医師と歯科衛生士の緊密なチーム連携は欠かせませんが、二階堂先生はその重要性を誰よりも早くから提唱し、実践されてこられました。本映像教材は、両者がともに知識の底上げを図り、同じ目線で患者さんと向き合うためのノウハウが凝縮された、まさに最高峰の教科書です。網羅されたペリオの知識と二階堂先生の常に科学的根拠に基づき、かつ極めて実践的な臨床および洗練されたカウンセリングは、明日からの臨床にすぐに活かせる即戦力となるものばかりです。次世代を担う若手歯科医師や歯科衛生士の教育バイブルとして、そして医院全体の臨床レベルを確実にアップデートさせる一冊として、すべての歯科医療従事者に心から推薦いたします。

「明日からの臨床に自信が持てる!」
推薦者:おおはし歯科医院
喜田 さゆり 先生
「なぜ歯周病は重症化するのだろうか」そんな臨床で抱く素朴な疑問から講義は始まります。その疑問に対して病因論を基礎から丁寧にひも解きながら、診査・診断、歯周基本治療、さらには歯科衛生士も知っておきたい歯周外科やインプラント周囲炎の病態と対応までを、豊富な症例写真や動画を交えて分かりやすく解説されています。本映像教材の最大の魅力は、一つひとつの診断や治療について、多くのエビデンスをもとに「なぜそう考えるのか」を論理的に学べることです。これまで経験の中でおこなってきた処置や対応が科学的根拠と結びつき、日々の臨床において自信を持って取り組めるようになります。疑問にぶつかったときや、さらに理解を深めたいときには、まるで二階堂先生から直接ご指導いただいているかのように答えへと導いてくれる、いつでも立ち返ることのできる教材です。歯周治療の知識と技術をさらに深めたい歯科衛生士のみなさまに、ぜひお勧めしたい映像教材です。

※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
特別価格34,980円(税込38,478円)
(特別価格販売は9月30日まで)
※合わせて通信速度等、再生環境のご確認をおすすめします
(1.5Mbps以上推奨)
- 収録内訳
- 5セクション(合計195分収録)
- 特典
- レジュメデータ ・ 特典映像
- Sec1:歯周病の定義・重度歯周炎・診査(61分)
- はじめに/Periodontal Disease の定義/なぜ、歯周病は重症化するのか?/新しい歯周病の分類/歯周組織の診査/X線診査/予後の判定 Prognosis/
- Sec2:最適な歯周基本治療(34分)
- 歯周基本治療について/スケーリング・ルートプレーニング/基本治療後の再評価は、いつが適当か?/非外科治療を突き詰める!/歯周内視鏡の新しいバージョン/
- Sec3:歯周外科(43分)
- いつ歯周外科へ移行するのか?/ポケットに対する歯周外科/最適な歯周組織再生療法/リグロスについて/歯周外科の適応/
- Sec4:インプラント周囲炎(28分)
- インプラント周囲炎について/インプラント周囲組織/インプラント周囲炎の病因と生存・成功率/インプラント周囲炎の予防で気を付けること/
- Sec5:インプラント周囲炎の治療(29分)
- 歯周治療とインプラント周囲炎治療の違い/非外科治療のツールと症例解説/外科治療/定期メンテと歯肉縁下インスツルメンテーションの重要性/まとめ/
講師:二階堂 雅彦
東京歯科大学卒業。タフツ大学歯学部歯周病学大学院を修了後、アメリカ歯周病学ボード認定専門医(Diplomate, American Board of Periodontology)を取得。東京歯科大学臨床教授、東京医科歯科大学歯周病学分野非常勤講師、日本臨床歯周病学会理事長を歴任し、現在も歯周治療を中心に診療・教育・研修指導に携わる。

なぜ、診査と記録を欠かさないDHでも、歯周病悪化のサインを見逃してしまうのでしょうか?
もっとも多い歯科訴訟とは、何か?
本教材の講師を務める二階堂先生が、タフツ大学に留学していた頃。指導教官のジェームズ・ハンリー先生から、こう問われたそうです。「アメリカの歯科訴訟で、もっとも多いケースは何だと思う?」。その答えは意外にも、「定期メインテナンスに通っていたのに、最終的に抜歯になること」でした。患者さんから見れば、きちんと通院し、言われた通りにメインテナンスを受け、先生を信じて任せていた。
それにもかかわらず、「この歯はもう残せません」と告げられる。予防歯科が重視される今、これは日本の医院にとっても決して他人事ではありません。では、なぜ「メインテナンスに通っているのに、ある日突然抜歯になる」という問題が起こってしまうのでしょうか。
見逃しを生む本当の原因とは?
「突然の抜歯」の背景にあるのは、病状の難しさだけではありません。特に見落とされがちなのが、院長先生の頭の中にある診査・再評価・予後判定の基準が、DHと十分に共有されていないことです。BOPをどう見るか、残存ポケットを非外科で追うのか外科へ進めるのか、X線所見や根分岐部病変から将来をどう読むのか。その基準が揃っていなければ、DHは「測る・記録する」で止まってしまいがちです。
すると、同じ患者さんを診ていても、院長先生とDHで見えている景色は大きく変わってきます。つまり、本当の問題は、歯周病治療の知識があるかないかではありません。メインテナンスを担当するDHが、院長先生と同じ所見を同じ重みで読み、必要な説明を先回りし、危険な歯を見逃さない体制をつくれるかどうかにあるのです。
歯周病患者の9割は管理できる
歯周病学の世界的権威であるソクランスキー博士は、2008年のインタビューで、こう述べています(1) 。「歯周病患者の9割は、注意深いプラークコントロールとスケーリングで管理できる」と。これは、歯周病は簡単に治せるという意味ではありません。むしろ逆であり、患者さんの予後は日々の管理の質で大きく変わるという、重い事実を示す言葉です。そして、その質を左右するのがDHです。だからこそ、歯周病治療は、院長先生お一人が分かっているだけでは足りません。
DHが院長先生と同じ基準で歯周病悪化のサインを読み、説明し、判断を仰げることで初めて、メインテナンスは「歯を守る管理」になります。本教材では、院長先生の頭の中にある「臨床の物差し」をDHが理解し、実際の現場で使える形にまで落とし込んでいく方法を、二階堂先生から体系的に学んでいただけます。
先生も、「判断まで任せられるDH」を育て、医院のメインテナンスの品質を向上させませんか?
- なぜ、歯周病は重症化するのか?
- 重度歯周炎のリスクが高い人の割合
- ペリオドンタル・ハイパー・レスポンダーとは、何か?
- 新しい歯周病の分類
- 実際のハイパー・レスポンダー症例の解説
- ハイパー・レスポンダーの「4つの治療戦略」
- 歯周組織の診査における基本的な流れ
- なぜ、プロービング時の出血が重要な指標になるのか?
- X線診査のポイントと注意点
- どうやって、予後を判定するのか?
- 歯周基本治療の「5つの目的」とは?
- 欧米でSRPの認識が変わり始めた理由
- 繰り返しのSRPは、本当に効果的なのか?
- 基本治療後の再評価は、いつ行うのが最適か?
- いつ歯周外科へ移行するのか?
- 歯周外科の「3つの目的」とは?
- 歯周外科の適応とは?
- リグロスは、本当に有効なのか?
- インプラント周囲炎の何が難しいのか?
- インプラントの土台が露出してしまった症例
- インプラントへのプロービングは有効なのか?
- インプラント周囲炎の病因とは?
- 歯周治療とインプラント周囲炎治療の違い
- 映像で学ぶ、インプラント周囲炎治療の一例
- ペリオの治療で、もっとも大切なものとは?
参考文献・エビデンス
(1)Socransky S, 武居純:プラークコントロールがすべての始まり 歯界展望 114(1)、36‐47、2009.
講師:二階堂 雅彦
東京歯科大学卒業。タフツ大学歯学部歯周病学大学院を修了後、アメリカ歯周病学ボード認定専門医(Diplomate, American Board of Periodontology)を取得。東京歯科大学臨床教授、東京医科歯科大学歯周病学分野非常勤講師、日本臨床歯周病学会理事長を歴任し、現在も歯周治療を中心に診療・教育・研修指導に携わる。
二階堂先生の映像教材を推薦します

「臨床の迷いをなくす、ペリオのすべてが詰まったバイブル」
推薦者:医療法人社団ZION 理事長
ハチマンデンタルクリニック 院長
木村 文彦 先生
歯周治療の成功において、歯科医師と歯科衛生士の緊密なチーム連携は欠かせませんが、二階堂先生はその重要性を誰よりも早くから提唱し、実践されてこられました。本映像教材は、両者がともに知識の底上げを図り、同じ目線で患者さんと向き合うためのノウハウが凝縮された、まさに最高峰の教科書です。網羅されたペリオの知識と二階堂先生の常に科学的根拠に基づき、かつ極めて実践的な臨床および洗練されたカウンセリングは、明日からの臨床にすぐに活かせる即戦力となるものばかりです。次世代を担う若手歯科医師や歯科衛生士の教育バイブルとして、そして医院全体の臨床レベルを確実にアップデートさせる一冊として、すべての歯科医療従事者に心から推薦いたします。

「明日からの臨床に自信が持てる!」
推薦者:おおはし歯科医院
喜田 さゆり 先生
「なぜ歯周病は重症化するのだろうか」そんな臨床で抱く素朴な疑問から講義は始まります。その疑問に対して病因論を基礎から丁寧にひも解きながら、診査・診断、歯周基本治療、さらには歯科衛生士も知っておきたい歯周外科やインプラント周囲炎の病態と対応までを、豊富な症例写真や動画を交えて分かりやすく解説されています。本映像教材の最大の魅力は、一つひとつの診断や治療について、多くのエビデンスをもとに「なぜそう考えるのか」を論理的に学べることです。これまで経験の中でおこなってきた処置や対応が科学的根拠と結びつき、日々の臨床において自信を持って取り組めるようになります。疑問にぶつかったときや、さらに理解を深めたいときには、まるで二階堂先生から直接ご指導いただいているかのように答えへと導いてくれる、いつでも立ち返ることのできる教材です。歯周治療の知識と技術をさらに深めたい歯科衛生士のみなさまに、ぜひお勧めしたい映像教材です。
- 収録内訳
- 5セクション(合計195分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:歯周病の定義・重度歯周炎・診査(61分)
- はじめに/Periodontal Disease の定義/なぜ、歯周病は重症化するのか?/新しい歯周病の分類/歯周組織の診査/X線診査/予後の判定 Prognosis/
- Sec2:最適な歯周基本治療(34分)
- 歯周基本治療について/スケーリング・ルートプレーニング/基本治療後の再評価は、いつが適当か?/非外科治療を突き詰める!/歯周内視鏡の新しいバージョン/
- Sec3:歯周外科(43分)
- いつ歯周外科へ移行するのか?/ポケットに対する歯周外科/最適な歯周組織再生療法/リグロスについて/歯周外科の適応/
- Sec4:インプラント周囲炎(28分)
- インプラント周囲炎について/インプラント周囲組織/インプラント周囲炎の病因と生存・成功率/インプラント周囲炎の予防で気を付けること/
- Sec5:インプラント周囲炎の治療(29分)
- 歯周治療とインプラント周囲炎治療の違い/非外科治療のツールと症例解説/外科治療/定期メンテと歯肉縁下インスツルメンテーションの重要性/まとめ/
特別価格34,980円(税込38,478円)
(特別価格販売は9月30日まで)
